情報化の進む今日、ITに関して最低限の知識を身につけたいと考える人は多いはずです。情報処理試験では、ITを利活用するための基礎的な知識を、体系的に学習することができます。非技術者向けの資格として「ITパスポート試験(IP)」と「情報セキュリティマネジメント試験(SG)」があります。
ITを利活用するための基礎知識を身につけるための試験です。
試験は四肢択一式であり、計算問題もありません。完全な暗記試験です。合格率はだいたい40~50%。ITの知識がなくても独学で十分合格できます。他の情報処理試験が年に2回しか実施されないのに対し、これは随時実施されています。自分の好きなタイミングで受験できるので、多忙な社会人にも優しいのが特徴です。
さすが情報処理試験というべきか、ホームページから過去問題を余すことなく入手できます。ITパスポート試験は、H21春季以降の過去問題がすべてpdf化されており、ダウンロード可能です。過去問題を数年分解いて、合格基準を安定して満たすようになったら受験するのが良いでしょう。
(画像)ITパスポート 過去問題(問題冊子・解答例)
IT分野の初学者の方が、まず始めにぶつかるのは用語です。多くの用語は海外発のものなので、その略語が多いのです。『ITパスポート』に限らず情報処理試験の問題集の良し悪しを判断する基準はここにあります。稀に英語の用語を、その略語の注釈なしに説明している教科書があります。これは非常にわかりにくいです。いきなりDBMSなんて言われてもわかりません。暗号か何か?
良い教科書は、初学者に考慮して、用語の説明が必ずあります。上記のDBMSは『DataBase Management System』の頭文字です。『データベース管理システム』ですね。英語が得意な方は更に円滑に学習を進めることができるでしょう。そうでなくても、DBMSと見て「データベースマネジメントシステム」と頭の中で声がすれば準備は万全です。
下記は私も実際に所有している、上記で言うところの「良い教科書」です。特にイラスト付きのキタミ式は理解のしやすさに定評があります。おすすめです。
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